今回は売却前にリフォームは必要かについてお話しします。
今所有しているお家より
広いお家への買い替えや
投資物件の売却を検討する際には
購入した時よりも高く
お家を売りたいですよね。
その際にリフォームを
した方が高く売れるのか
ということが気になると思います。
リフォームをしてから売りに出すべきか
それとも現状のままで売りに出すか
というのはその時の不動産
市場がどのような状況にあるかということで
随分変わってきます。
現在のアメリカ不動産市場は売り手市場です。
もちろん全米のエリアにもよりますが
現在は住宅ローンの金利も低く
お家を購入したいという人がたくさんいます。
ただし、それに対して
市場に出ている物件の在庫数
これをインベントリー(Inventory)と言いますが
インベントリーは非常に少なく
数ヶ月もすれば
現在の在庫がなくなってしまうという
エリアも多くあります。
この場合は売り手市場になるので
物件の数と比較すると買い手が多くいる
ということで売り手が有利な市場になるため
多少お家が古かったり
リフォームが必要な物件であっても
適正な市場価格と判断すれば
買い手は購入してから
自分たちで好きなように
リフォームをすれば良いと判断し
リフォームなしの物件であっても
すぐに売れることがよくあります。
これには多少価格設定の戦略は必要ですが
リフォームしなければ売りにくいと言うと
アメリカは必ずしもそうではありません。
ここに全米不動産協会のデータがあるのですが
リフォームの費用とその価値というデータになります。
今売り手市場なのでリフォームをすべきかという
データがなのですが
ここにグラフになっているのは
そのリフォームの費用に対してその費用です。
売った時に、はたして元が取れるのかという
グラフがあります。
ほとんどその費用のもとがほぼ取れる
ということで
一番上に出ているのが
ガレージのドアの取り替えです。
あとはデッキを増築するというのDeck
Additionとここに書いてあります。
その他、屋根の交換、バスルーム
そしてキッチンなどのリフォームも書いてあり
ますが、残念ながら
バスルームとキッチンはこのように
費用に対して売却した時にもとが取れるかというと
そうではないというデータが出ています。
そして在庫数ですが今2020年の後半になりますが
全米で考えると
3か月の在庫数を割っています。
2.7%ぐらいでしょうか。
売りに出せばすぐに売れるという
売り手市場になっています。
そして2020年9月1か月に関しては、
71%の物件が
1ヶ月以内に売却されたということで
データが出ています。
そして 3 offersと書いて
あるのが売りに出した時に入った
オファーの数ということで
3 オファーズということは
一人だけではなくて、3人同時に
オファーが入ったということを示しています。
まとめ
必ずリフォームをしなければ売れないかと
言うと今の市場は
そういう状態ではありません。
もし売却を検討されている方が
いらっしゃるのであれば
今はとても良いタイミングだと思います。
動画版:
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