今回は「米国不動産アメリカに住む予定がないなら不動産投資はするな part 2」をお届けします。
米国不動産投資が日本在住の投資家には難しい理由ということで前回 part 1では「米国不動産 住む予定がないなら不動産は買うな!①ということについてお話ししました。
今回は第2回目、 「現地の借り入れがほぼ不可能である」ということについてお話します。実際のところ現地での住宅ローンの借り入れというのは難しいです。その理由をお話ししていきます。
目次
日本在住者=アメリカでは非居住者=アメリカでの信用が無い
まず日本にお住まいの方はアメリカでは非居住者になりますのでその場合は信用がありません。日本人はアメリカでは外国人であり、アメリカに以前住んでいたとか現在アメリカに不動産をお持ちである場合その実績や担保になる物件があればまた別の話ですが、アメリカに担保の物件がなく実績がなければ融資を受けるのは難しいというのは事実です。
そして、例えばもし融資を受けられるにしてもかなりの量の審査書類を提出しなくてはいけませんし、全て書類は英語です。例えば日本での収入の証明をする場合、源泉徴収とか全部日本語ですよね?それもすべて英語にする必要があります。そして銀行の預金口座の明細などもすべて英文にする必要があります。それ以外にもかなりの量の審査用書類を提出する必要がありますが全て英語で自分で記入をしていかなくてはいけません。
英語に慣れてる人間であっても書類がかなりのボリュームであることと、住宅ローンなので金融の専門用語も沢山入ってきますから理解するのは易しいとかというと英語に慣れていないと難しい可能性もあります。
金利も非居住者は高いよー。
最後に金利も非居住者は高くなります。日本にお住まいの方が仮にアメリカで融資を受けられるとしても金利は他の人たちより高くなります。例えばアメリカ人やアメリカ在住の居住資格を持つ外国人が受けられる住宅ローンの金利が4%だとすると、非居住者は+1%程度上がるので5%位になります。
また補足説明ですが、アメリカに移住したばかりの人達はクレジットヒストリーがないのでその場合非居住者と同じ金利のパーセントになる可能性が高い事も注意してください。クレジットヒストリーが出来るまで先1−2年はローンを組めても金利が高くなるかもしれませんので注意。
まとめ
今回のまとめです。不可能ではないですが非居住者がアメリカで融資を受けるのは難しいです。アメリカも場所に寄っては不動産価格が高い上、現地の管理会社に管理をしてもらう場合毎月の管理フィーも掛かりますし、利回りもさほど良くない上に高い金利のローンを組んでしまったら投資どころか毎月赤字続きになってしまいます。
キャッシュフローが生まれるからこそ投資になるのですが、それでは全く意味がありません。現地または日本で借入をしてまで本当にアメリカに不動産を持つべきかを考える一つのポイントになると思います。
下記の動画でも同じ内容でお話ししてます。通勤などで聞き流しが出来る方はこちらをどうぞ
次回は「遠隔管理の難しさ」についてお話しします!
つづく・・・。
[…] 前回第2回目は「現地の借り入れがほぼ不可能である」ということについてお話しました。実際のところ現地での住宅ローンの借り入れというのは難しいです。その理由を前回お話ししました。 […]