今回はアメリカ不動産のホームイクイティが
上昇しているというお話をしたいと思います。
去年と比較すると
所有している不動産のホームイクイティ
(日本語では含み資産といいます)が
昨年比で約9,800ドル=
1万ドルくらい、
日本円にすると
約100万円ぐらい
上昇しているという情報があります。
これをパーセンテージにすると
去年と比べて
6.6%ぐらい上がっている
ということなのですが
まずhome equity は何なのか
ということをご説明したいと思います。
例えば3,000万円で家を購入し
2,800万円借り入れをしたとします.
その後何年か経ち、ローンの
残高が2,500万円になったとします。
もしその時点で
現在のそのお家の査定価格が
2,800万円だったとすると
査定価格がに2,800万円そして
ローンの残高が2,500万円なので
home equity = 含み資産としては
300万円が含み資産となります。
不動産市場の状況に
よってそのhome equity というのは上下します。
例えば不動産の価格が上がって
査定価格が3,000万円だった場合
残高が2,500万円であれば
home equityは
500万円・・と増えるわけです
先ほど全米の平均が昨年比で9,800ドル
home equityが
上昇しているという話をしましたが
アメリカというのはこれだけ大きいので
場所によって
ホットのマーケットというのは違ってきます。
この地図の中では
濃い色の州が
home equityの上昇率が非常に高い部分で
一番高いのは
モンタナ州のに2万9,000ドル=
約300万円。
それ以外にもワシントン州が2万ドル
アイダホが2万1,000ドル
アリゾナがに2万ドル・・ということで
一番高い上昇率になっていますが
逆に薄い色の州
例えばテキサスは
この平均9,800ドルよりも低い
7,000ドル、約70万円ぐらいになっています。
場所によってequityの上昇率が違ったり
しますけれども
こういった上昇率が高いところに関しては
含み資産が多くなるので
自分の今の家を売って買い換える際に
その含み資産を頭金に入れて不動産を購入する
ということがより可能になってきます。
アメリカでは
ライフサイクルによって
人生の中で平均して3〜4回
家を買い換えると言われています。
これだけアメリカの不動産が
流動性があるのは
この買い替えの数と
このequityを利用した買い替えや
賃貸などの投資物件の
購入が可能になるからです。
今回はhome equityについて
お話ししました。
同じ内容の動画はこちらよりご覧ください。
音声のみはこちら”Podcast”